決勝はイタリアVSフランスになりましたね。
地味なチーム同士の対戦になりました。


「いやいや、地味じゃないよ!どっちも前線豪華じゃないか!
トッティデルピエロ、トーニ……アンリ、ジダン、リベリ……」
と思う人もいるでしょうけど、メンバーの問題じゃあないのです。


要は、チームの哲学が地味かどうか、ということです。
哲学って言葉が嫌なら、戦術あるいは作戦と考えてもらって結構です。
この2チームが決勝トーナメントでとっていた戦術について、派手だとか攻撃的だとか思う人はいないでしょう。
堅実、とか、したたか、とか、粘り、とかいう言葉が浮かぶに違いありません。


ところで、今シーズンのチャンピオンズリーグ、優勝したのは華麗で攻撃的なバルセロナでした。
バルセロナの哲学は明らかに派手な攻撃です。
ついでにいうと、守備はお粗末な部分も(優勝チームにしては)たくさんありました。
DFが疲れて振りきられてファール連発とかね。
しかし、圧倒的な攻撃力で頂点に登りつめたのです。
「やはり攻撃的なサッカーが一番なのだ」
と世界にしらしめたかに思いました。
ナイキのCM「撃て!」でおなじみのエリック・カントナさんもそう思ったことでしょう。


でも、今回のW杯の結果を見ると、まだまだ華麗な攻撃サッカーの時代は来ていないのだな、と思わざるをえません。
守備上位の時代は、もう少し続くのかもしれませんね。


日本は、どうするんでしょうね。
まあ、今回みたいに何の哲学も持たないチームになるのは、論外ですよ。
ダメ、ゼッタイ。